個人事業主であるここじぃのfreeeの使い方－効率化を目指して

これからはクラウド会計ソフトの導入は必須

個人事業主であっても法人であっても、帳簿作成作業を極力省力化するためには、

クラウド会計ソフトの導入

は欠かせないと思っています。
税理士が記帳指導として循環監査し、領収証を入力していくということは、
なくなるべきだと思います。
税理士になろうとする私が言うのも何ですが、皆さまの会計知識がアップして、
そういったルーチンワークを自働か、自働に近い作業で行うことができれば、

税理士報酬の支払いが少なくなる
自分でやるから、タイムリーに試算表を作成でき、経営成績が直ぐ分かる
自分でやっているから改善に着手するのが早くなる

など、良いことずくめです。
自分の事業の実態を把握するのに、他人任せではダメです。
確かに簿記は慣れるまでは取っつきにくいでしょう。
でも、工業簿記はともかくとして、普通の事業の商業簿記は、
それほど難しいものではありません。

簿記の決まりごと―大原則を理解すれば簡単

簿記には決まりごとがあります。簿記でなくても何でもそうでしょう。
その決まりごとはいたって簡単！
その事業あるいは会社にとって、

資産が増加するなら右側（借方）、負債が増加するなら右側（貸方）
費用は右側（借方）、収益は左側（貸方）

に計上するという大原則があります。これは、出来上がった試算表において
資産が左側にあって、負債は右側、また、費用が左側にあって、収益は右側
にあるからそういう決まりになっているだけです。

上記の大原則から、派生する小原則は

資産が減少するなら右側（貸方）、負債が減少するなら左側（借方）
費用の訂正は右側（貸方）、収益の訂正は左側（借方）freee

となります。借方、貸方の名前で悩まないでください。そういう名前がついているだけであって、
簿記の本質には全く関係ありません。

楽をしましょう！　freeeの仕訳はできるだけクラウド会計ソフトに入力させることが必要

私が使っているクライド会計ソフトがfreeeですので、freeeを前提にお話しをしますが、
大体どのクラウド会計ソフトでも一緒です。
これらのソフトのいい点は、

銀行のデータやクレジットカードのデータを取り込んでくれること（同期）

です。

何回か取り込むと自働で勘定科目などを設定してくれますので、
後はそのチェックをするだけです。
自分で勘定科目や金額を記入して、伝票を起こすのではなくて、
銀行データやクレジットデータを取り込んで、ソフトに起票してもらい、

自分は勘定科目のチェックに徹すること

に努めましょう。

freeeで楽をするためののポイント

そうすると、freeeで楽をするためのポイントは次のようになります。

個人事業主の場合、現金を事業として持つことはやめましょう。
（法人は仕方ないです。個人事業主から借りるという概念がありません）
その代わり、現金で支払わざるを得ない場合には、事業主から借りてきたと考えて、
例えば飲食店での接待55,000円の場合、

交際費　55,000　　／事業主借　55,000

という仕訳を起こします。こすれば、現金残高を管理する必要もありませんし、
ちゃんと費用も計上されます。
収益もできれば請求書から伝票を起票するような形にすると二度手間となることはありません。

タイムリーな経営成績の把握

freeeでは銀行は毎日同期ができるのですが、クレジットカードでは毎月1回、支払日に、
支払明細を同期できるにすぎません。ここはちょっと遅いと私は不満に思ってます。
改善をお願いしたいところで、

少なくとも支払日ではなく、請求が確定した日に同期ができるように

なってほしいですね。私が事業用として使用しているのはJCBカードですが、
15日締め翌10日支払いです。
年末の12月16日～31日の取引は、1月15日締め翌月10日支払いとなります。
従って、年度末の試算表が確定するのは2月10日以降となって、やはり遅いですね。
仕方がないので、クレジットカードデータを頭の中に入れて、凡その着地点を把握しています。
でも、それ以外は、タイムリーな経営成績の把握ができると思います。

freeeはまず無料で試してみることをお奨め

まずは無料会員登録をしてから、自分に合っているか、操作しやすいか、
で本格的に使用するか否かを考えればいいと思います。
私はfreeeを利用していますが、他のクラウド会計ソフトとは比較していませんでしたので、
どれがいいかは何とも言えません。

freeeのアドレスを貼っておきますので、ご参考にしてください。

無料から使える会計ソフト「freee（フリー）」