公認会計士試験に合格した後に、2年間の実務経験と実務補習所での単位取得を経て、
最終試験(修了考査)に合格すると公認会計士の資格が与えられます。
私の頃は週3日で1年間の実務補修所だったような気がしますが、
今は大分緩やかになったのですね。
公認会計士試験の合格すると、監査法人に入所します。
監査をしながら実務補修所に通うわけですが、補修所へ通うために仕事の方も優遇してくれます。
定時ちょっと前には仕事を切り上げて補修所へ行くことができます。
実務経験があまりないので、補修所の勉強は、消化不良をおこします。
ある程度会社の業務に慣れて、ひととおり会社の業務を理解してからの方が、
ホントはいいのですが、最終試験の関係上そうもいきません。
補修所では居眠りもしていたと思いますが、その当時のレジュメはしっかりしたものです。
もっとキチンと勉強しておけばよかったと思うのは私だけではないでしょう。
晴れて公認会計士になるころには、監査もちょっと飽きてきます。
特に大規模な金融機関の監査なんか担当したら大変、ほとんどその会社に従事しますし、
全体が見えませんから、自分が何をしているのかもよく分かりません。
ある程度の規模の会社で全体が見渡せる、内部統制のしっかりした会社がいいでしょう。
リスクはあまりありませんし、模範的な会社、あるべき姿を勉強できるからです。
3~5年もするとマンネリ化するかもしれません。
このあたりから独立を目指す人、他部署、税理士法人や、M&A部門、
不正調査部門その他へ異動する人も出てきます。
私は10年ぐらいで異動したと思います。監査部門からM&A部門です。
と言っても、まだできたばかりの部門ですかから、
財務DD、企業再生、株価算定など、何でもやっていました。
独立して税理士業務を主としようとする人は、
3~5年程度で税務部門へ異動するか、ぶっつけ本番で独立していますね。
もちろん監査に残って、会計処理を極めていく人も中にはいます。
協会の委員会に入ったり、委員会報告をよく読んで、知識のアップデートをしています。
監査の利点は、そうした会計処理のアップデートがし易いということですね。
上場企業の監査であれば、遅かれ早かれ新しい会計処理は適用されますから、
知識のアップデートは不可欠で、嫌でも自然と勉強してしまうのです。
私は大手の事務所にいましたから、早くからM&A、不正調査などの仕事をしていましたが、
最近では中堅どころの事務所でも、これらの仕事が充実してきています。
別会社を作って監査以外のこうした業務を積極的に取り込んでいます。
この業界は割と流動的ですから、監査だけやって飽きてきたら、
他の事務所に行くこともありでしょう。転職によりまた新鮮な気持ちで仕事ができるでしょう。
公認会計士で転職を考えているのであれば、転職サイトを取り敢えず登録するのが効率的です。
取り敢えず籍を置いたままにして、いい案件が来たら考えるというスタンスがいいでしょう。
余裕をもって活動しましょう。
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税務業務など、ここに書ききれません。それだけ公認会計士の潜在能力に期待しているのでしょう。
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