昨日、財務省より法人企業統計が発表されました。
それによると四半期の経常利益は1954年以降、過去最高となったそうです。
コロナの回復とともに、円安によるドル建ての売上が伸びたことも影響しているのでしょう。
四半期の経常利益はなんと28兆3,181億円、下記のリンク先の5ページの右上を見てください。
前年同期比17.6%増、素晴らしいですね。この利益を社員に分配してくれるといいのですが、
労働需給が逼迫していないと、そうはいかないのでしょうか。
今後も円安が進むとしたら、もっと増加することが見込まれますし、
物価が上がったとしても、利益を分配して給与が上がってくれれば、それは永年、黒田日銀総裁が、
目指していたインフレということにもなると思います。
もう、確実に日本もインフレとなりましたね。9月も相当の品目が値上げとなりましたが、
10月はもっと値上げの品目が増えてきます。
現金も持っていても目減りしてしまう?ということで、株か不動産ということになりそうですが、
どうなのでしょう。
株式市場は外資のおもちゃにされています。
昨日も空売り比率が久しぶりに50%を超えました。
売却代金の半分以上が現物ではなくて、空売りなのです。
通常は40%台ですが、これでも異常。
こういう異常な状態を野放しにしている金融庁、取引所も当てになりませんから、
株式投資は、今以上に規模を広げないで、不動産投資を主としようと思います。
毎月積み立てているインデックス投資は、このままとして、
おもちゃにされている株には手を出すのをやめておきます。
商船三井なんか配当利回りが14%、Perが2倍弱、
このようなおかしな状況が続くのが、今の日本の株式市場です。
どうにかならないものですかね。
でも、企業業績がこれだけいいと、株も上がるのではとささやかな期待を抱いてしまいます。
アメリカは利上げ、日本はゼロ金利、アメリカが利上げで下落したとしても、
日本も一緒になって下落する必要はさらさらないのに、この体たらく。
やはり失われた30年のつけは大きいと言えるのでしょう。