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補助金と助成金の違いを確認して、大いに利用しよう!

補助金と助成金、あまり区別して使用していないかもしれませんが、
どちらも借入等と異なり、返還が不要なのは共通しています。
しかし、

補助金は予算主義
助成金は要件主義

と言われています。

補助金は予算主義

補助金は予算主義と言われています。
予算の範囲内で支払われますので、予算をオーバーする場合には採択されません。
当然、採択されないのは、申請書等のできの悪いものになります。
補助金の目的が日本経済の活性化にある以上、事業計画の実現可能性の薄いものや、
必要以上にコストのかかる計画は採択することはできないでしょう。

補助金でよく知られているのは、

ものづくり補助金
事業承継補助金
小規模事業者持続か補助金
IT導入補助金

などがあります。
このうちものづくり補助金は、中小企業の技術革新や新サービスの開発支援のための補助金で、
予算規模が大きいことから人気の高いものとなっています。

助成金は要件主義

これに対して助成金は要件主義と言われています。
要件を満たしていれば、支給されます。
最もよく知られているのは、

雇用調整助成金

ですね。
この助成金は、休業手当等に要した費用の一部を補助してくれる助成金です。
雇用を維持したいが休業手当を支払う余裕がない事業者を救済する助成金です。
昨今では、コロナウィルス感染症の影響により業績が著しくダウンした企業を救済しています。
参考までに厚生労働省のHPのリンクを貼っておきます。

雇用調整助成金(厚生労働省)

助成金は実際に要件を満たしたかどうかの把握が大事ですね。
要件を満たしてれば、どんなに申請書が稚拙であっても、採択されるでしょうし、
要件を満たしていなければ、どんなに立派な申請書であっても採択されないでしょう。
それに対して

補助金は審査項目に対応した事業計画の策定が必要

と言えそうです。

補助金の審査項目に対応した事業計画の策定

それぞれの補助金によって個別的に審査項目があります。
例えば、ものづくり補助金では、

  • 技術面: 40点
  • 事業化面:40点
  • 政策面: 20点

となっており、これに加点項目、減点項目があるようです。

ものづくり補助金(経済産業省)

補助金には、それぞれに目的がありますので、

その目的は何かを十分に把握して、

技術、事業化、政策の面から実現可能性の高い、目的に適合した計画を策定する必要がありますね。
聞くところによると、やはり、常連さんはいるみたいですね。

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